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スマホのレンズはボクがつくる -当社保有の特許紹介-

従来のガラス成形用金型

弊社のガラス成形用金型(断面図)

ガラス成形用金型

ガラスレンズをプレス成形によって製造するための金型は、ガラスとの反応を防ぐ離型膜が設けられています。代表的な離型膜としては、耐酸化性に優れる白金やイリジウムなどの貴金属系の合金が用いられています。
しかし、このような離型膜では硝種との組み合わせによっては離型性が悪く、短期間でガラスの融着が起こってしまうため、イリジウム-レニウム合金離型膜を形成した金型に離型剤を塗布してからガラスの成形を行ったり、成形するガラスプリフォーム側に離型のためのコーティングを施したりしていました。

弊社のガラス成形用金型は、金型内に炭素を含む離型層を設けています。この離型層に含有される炭素が離型剤と同様の働きをするため、金型及びガラスプリフォームに離型剤を塗布しなくても優れた離型性能を発揮します。通常100から500回程度の金型利用サイクルが、弊社の金型では2,000回を超えても利用可能になりました。